2021年8月16日 / 最終更新日時 : 2021年8月23日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- 祈りの強さ。 「絵本を読んであげると、心がおだやかになる、やさしくなる、っていうけど、それって半分じゃないだろうか」(清水眞砂子│翻訳家) みなさんは「残り半分」は何だと思いますか? たとえば信仰をすると、心が穏やかに優しくなるとして、それはまだ半分のような。影があるのは、光が射している証拠。そんな祈りについてのお話。
2021年7月26日 / 最終更新日時 : 2021年7月26日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- 何もないから、すべてがある。 私は教会の神殿に掲示物が貼られているのが好きではありません。たとえ信仰活動に関するものであっても、です。個人的には何もないのが一番だと思っています。社会には情報が溢れています。その情報から離れ神様と自分との時空間を持つこと、それが神殿の意義だと思うからです。世界の聖地には何もありません。ないことですべてがあるのです。
2021年7月19日 / 最終更新日時 : 2021年7月23日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- 「ごっこ遊び」が優しい世界を創る。 「今日は天気がいいし、苔玉を外に出すね」天気がいいとは曇り空のこと。苔玉は直射日光が苦手。どうも苔玉の存在が、私の「天気がいい」の意味を更新してくれたようです。相手の目線を持つことは、知識はもちろん、対象を大切に思う気持ちも必要です。「ごっこ遊び」には世界を優しく豊かに創造する力があるのかもしれません。
2021年4月12日 / 最終更新日時 : 2021年4月12日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- 書を眺めるには筆を取れ。 「臨書には大きな意味がある。それは “書く” ほうが、より “見られる” ということ」 お手本を真似て文字を書く、臨書。それが「見るために書く」って、不思議ですよね。世の中には私たちが思う以上に、「ぱっと見」では分からないことが、たくさんあるのかもしれません。いくつになっても未知の世界の存在は、人の心を弾ませます。
2021年3月15日 / 最終更新日時 : 2021年3月15日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- バイブルは更新されない。 膨大な情報に接する現代人。ハイデガーは「情報とは命令である」と言いました。私たちは情報を活用しているつもりが、情報に駆り立てられているのかもしれません。その対局にあるのが、情報ではなく “言葉” と向き合うこと、です。バイブルの持つ効用について書きました。
2021年3月1日 / 最終更新日時 : 2021年3月1日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- 人生のBGMに耳を澄ませよう。 自分の鼓動を耳にしたことがありますか?いつもそこにあるのに、意識しないと聞こえない音。同じように自分の心の癖は自分と一体であるため、なかなか感じ取れないものです。でもそれは映画のBGMのように、私の人生に様々な彩りを与えています。夜の廊下を怖がる娘の心にはホラー音楽が鳴り響いています。私はどんなBGMと共にあるのか。
2021年1月18日 / 最終更新日時 : 2021年2月7日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- それは、愛情モンスター。 大人になってからも駄々(だだ)をこねたいときってありますよね。人は年齢とともに自然と成長する部分と、そうではない部分があります。根源的な欲求は子どもも大人も変わらないかもしれません。駄々をこねてる自分や他人にちょっとだけ優しくなれる、そんな文章です。
2020年12月14日 / 最終更新日時 : 2021年3月18日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- 愛情って、メンドクサイ。 あなたは犬の鳴き声を正確に表現できますか?十把一絡げにワンワンだと乱暴ですよね。犬でもそうなら人もそうです。その乱暴を避ける姿勢こそ愛情かも、という話です。