2021年8月16日 / 最終更新日時 : 2021年8月23日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- 祈りの強さ。 「絵本を読んであげると、心がおだやかになる、やさしくなる、っていうけど、それって半分じゃないだろうか」(清水眞砂子│翻訳家) みなさんは「残り半分」は何だと思いますか? たとえば信仰をすると、心が穏やかに優しくなるとして、それはまだ半分のような。影があるのは、光が射している証拠。そんな祈りについてのお話。
2021年4月12日 / 最終更新日時 : 2021年4月12日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- 書を眺めるには筆を取れ。 「臨書には大きな意味がある。それは “書く” ほうが、より “見られる” ということ」 お手本を真似て文字を書く、臨書。それが「見るために書く」って、不思議ですよね。世の中には私たちが思う以上に、「ぱっと見」では分からないことが、たくさんあるのかもしれません。いくつになっても未知の世界の存在は、人の心を弾ませます。
2021年4月5日 / 最終更新日時 : 2021年5月6日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- 見て共に楽しむ。 たとえ無観客であってもスポーツ大会の開催は可能です。聖火リレーの沿道に人がいなくても、それによって聖火が消えることはありません。どうも「観客」は不可欠な要素ではないようです。いっぽう、子どもは何かするたびに「みてー」と声をかけます。他愛もない「みてー」、それはピュアでエッセンシャルな人の営みかもしれません。
2021年2月15日 / 最終更新日時 : 2021年2月21日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- となりのダイバーシティ 趣味が合う人とは仲良くなれる反面、かえって些細な違いが決定的になる場合があります。異文化に対しては「理解しよう」という気持ちが働くのに、同属には「なんで分からないの?」となりがちです。そこにはダイバーシティの指標で測れない、脆く儚い「個」の存在があります。
2021年2月8日 / 最終更新日時 : 2021年2月22日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- 僕らは合理と非合理を必要とする。 「もう息子いらないね」僕は母に向かってそう言いました。なぜなら、僕よりずっと素直で優秀な存在が現れたから。ところがその彼がある日突然、反抗的な態度に出た──。人は合理性だけでは生きていけない。合理と非合理の二つの重心が私たちの “生きる” を支えている。そんなお話。
2020年12月28日 / 最終更新日時 : 2021年2月7日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- 「人生に対して何も賭けていないからだ」そう言うと友人は笑った。 期待と失望はコインの裏表だけど、コインそのものの価値には裏も表もないですよね。それはある文化圏だけで通用する通貨(価値観)かもしれません。ゲームを楽しむことと、ゲームの外の世界を知る大切さ。競馬から学んだ話です。
2020年12月6日 / 最終更新日時 : 2021年8月15日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- 「変えること」と「受け入れること」 人は「変わりたい」と願う一方で、「そのままでいいんだよ」と受け入れてほしい生き物です。ここに葛藤があるわけですが、希望もあります。シンプルな処方箋をあなたに。
2020年11月23日 / 最終更新日時 : 2021年3月18日 yoshitakakani 旅寝言 -tabinegoto- 僕は、暗闇を大切にしたい。 光と闇と聞けば、光が善、闇は悪というイメージが強いですよね。でも、自然界を眺めてみるとそうとも限りません。暗闇の持つ優しさについて。